2015年7月24日金曜日

土用の丑の日 = 鰻にとっては受難の日…鰻に感謝!

今日は『土用の丑の日』で、夏バテ対策に『を食べよう!』と言われます。
この起源は、江戸時代、本来は秋から冬に旬と迎える鰻が、夏の時期に売れないからと、鰻屋さんから相談を受けた、蘭学者・発明家である平賀源内が発案したとされていますが、友人の歌人・作家である大田南畝(蜀山人)医者の杉田玄白と研究していた結果かなのかもしれません。

土用とは、暦の立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ18日前の期間の事で、その中で十二支が丑の日を『土用の丑の日』と言います。
夏が有名ですが、元々、年に約6回あります。
今年は、今日を逃してしまっても8月5日にもう一度『土用の丑の日』が来ます。
(年に4回あるのに、2月に恵方巻きを食べる『節分』と同じような物ですね。)

鰻の栄養価が高く滋養強壮に良い事は、奈良時代の歌人である大伴家持万葉集で、
『石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ』
『痩す痩すも 生けらばあらむを 将(はた)やはた 鰻を漁ると 河に流れな』
と詠む程、古くから知られていたようです。



2015年7月23日木曜日

水分をこまめに摂りましょう! 『No.3』

今日は、二十四節気の『大暑』で、いよいよ一年で最も暑い時期を迎えました。
体調を崩さないように、この暑い時期をしっかりと乗り越えて行きましょう。

『水分摂取の重要性』に関するシリーズの3回目は、体内の水分が何%失われると、どのような症状が起こりやすいかと言う紹介です。

スライドを見て分かる通り、
1%で、喉の渇きを感じるようになり、既に身体が水分不足を訴えるようになります。
2%で、運動能力が低下してしまいます。
     特にスポーツの現場において、パフォーマンスが落ちてしまい、結果を大きく左右するような極めて重要な事態になります。
3~4%で、運動などをしていなくても、疲労感や脱力感を覚えるようになります。
5%で、めまいと書いてあり、メニエール氏病と言う名前を聞いた事があるかと思いますが、もしかしたら水分不足が原因なのかもしれません。また最近、急増している熱中症にも注意が必要です。
10%を超えると大変危険な状態となり、生命の危機に近付いて行きます。

1日水分を摂れないと2.5%もの水分を失われる事になり、災害などでの人命救助では『72時間の壁』と言われるように、脱水症状は天候などに大きく左右されるものの、気温が高ければより深刻な事態となってしまいます。

2015年7月10日金曜日

水分をこまめに摂りましょう! 『No.2』

『水分摂取の重要性』に関するシリーズの2回目は、体内における水分の割合です。

体液は、細胞内液(細胞の内側にある水分)に40%、細胞外液(細胞の外側にある水分)に20%{血漿に5%、細胞間液リンパ液を含む)に15%}存在しています。
例えば、体重60kgの成人では、細胞内液が24ℓ、細胞外液に12ℓ(血漿3ℓ、細胞間液9ℓ)の体液があると考えられます。

細胞内液は、ミトコンドリアによるエネルギー産生やリボソームによるタンパク質合成などの代謝、核などの細胞小器官が活動する為に必要です。

細胞外液は、循環血液量を維持し、栄養素や酸素などを細胞へ運び、また細胞内から老廃物や二酸化炭素などを外に運び出す為に欠かせません。

2015年7月7日火曜日

水分をこまめに摂りましょう! 『No.1』

今日は、二十四節気の『小暑』で『七夕』でもあります。
徐々に暑さが増して、本格的な夏の到来となります。
また日本列島の南の方から、梅雨が明け始める頃ですが、台風などの集中豪雨が多く発生する時期でもあります。

ここ東海地方は平年であれば、あと2週間程で梅雨明けとなりますが、梅雨が明けると、強い日差しと高い湿度を伴って気温が一気に上がるので、夏バテなどの症状が出やすくなるので注意しましょう。
食欲が落ちて来ると、ついつい口当たりの良い麺類(主に炭水化物)に偏って摂りがちですが、夏バテにならないように、肉や魚などのタンパク質を中心にビタミンやミネラルなどの栄養素もしっかり摂りましょう。

暑くなって来ると、特に心配なのが『熱中症』ですが、夏に限らず、普段からの水分摂取を心掛けたいものです。

その理由をシリーズで紹介したいと思います。
今回は、その第1回です。
赤ちゃんから老人までの年齢層を比較すると、若ければ若い程、身体に占める水分の割合が上がって行きます。
つまり、その分、大人よりも多くの水分補給が必要となる訳です。
赤ちゃんや幼児では『喉が渇いた』などと主張しにくいので、周りにいる親御さんやスポーツ指導者などみんなで水分を摂るように注意を促してあげましょう。


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