2015年11月10日火曜日

転倒による骨折に要注意! 『No.1』

11月8日は、二十四節気の『立冬』でした。
朝夕冷え込むようになり、日中の陽射しも弱まって来て、一雨ごとに寒さが増して行きます。

さて、2014年における日本の平均寿命は、男性が80.50歳、女性が86.83歳となり、いずれも過去最高を更新して、出生率が低い中で高齢化社会が進んでいます 。

東京消防庁の調査によると、高齢者の負傷事故の原因は、転倒と転落が約8割を占めていて、その転倒場所の約6割が、自宅など建物の中で発生しています。
また、これからの冬場の時期に、骨粗鬆症によって骨折する件数が多いというデータがあります。
この原因として、自宅でコタツを利用する事によって、コタツ布団に足を取られて転倒したり、寒さの為に筋肉や関節が硬くなりやすく、着ている洋服も厚手になりがちなので、咄嗟に動き難いなどの理由が考えられます。

骨粗鬆症とは、骨が脆くなって骨折しやすくなる病気ですが、成長期以降に加齢や女性では閉経に伴って、破骨細胞による骨吸収骨芽細胞による骨形成を上回る事で骨強度が低下していってしまう状態です。
簡単に言えば、骨がリモデリングと言われる代謝をして入れ替わって行く中で『造るスピードよりも壊すスピードの方が早い為に、どんどん弱くなってしまう』という事です。

骨強度 = 骨密度 × 骨質
と表されますが、骨密度とは『一定容積の骨に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分の量』の事で、骨質とは『構造や材料』の事です。
例えば、骨を鉄筋コンクリートの建物だとすると、カルシウムなどのミネラルはコンクリートで、タンパク質であるコラーゲンがコンクリートの中に埋まっている鉄筋だとすると、これら鉄筋コンクリートが、ぎっしりと詰まっている事で丈夫な骨が作られるという事になります。

転んでも折れない丈夫な骨を作りましょう!


骨粗しょう症のHPより>



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