2015年6月23日火曜日

本格的な夏を前にヤマモモは如何ですか?

昨日は、二十四節気の『夏至』でした。
一年の中で最も日照時間が長い時期です。
まだ1ヶ月くらいは梅雨が続きますが、梅雨が明ければ本格的な夏がやって来ます。

写真の果実は『ヤマモモ(山桃)』ですが、先日、訪れた養老公園にあった立派な木になっていた物です。
いくつか食べさせて頂きましたが、ほんのり甘酸っぱくて美味しかったです。

ヤマモモは昔から生薬として重宝され、果実は楊梅(ようばい)と言われ、クエン酸が多く疲労回復に有効で、赤い色素成分はアントシアニンなどを含み、抗酸化力が強く眼精疲労など眼科系疾患の改善にも有効とされています。
また樹皮は楊梅皮(ようばいひ)と言われ、タンニンを多く含むので、胃腸の働きを促進して食欲を増進させ、止瀉作用もあります。
消炎作用もあるので、樹皮を乾燥したヨウバイヒ(楊梅皮)を粉末にして、卵白や酢と一緒に練って塗布して、捻挫や打撲、筋肉痛などにも利用されます。
昔は、漁網の強度を高めるために染料として利用されるなど、生活の中の様々な場面でヤマモモが活躍していたようです。

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