2015年10月9日金曜日

水分をこまめに摂りましょう! 『No.5(最終回)』

昨日は、二十四節気の『寒露』です。
晩夏から初秋にかけて、気温が低くなる事で野山の草花に宿るような冷たい露の事を言います。
 
日本各地に大きな被害をもたらした長雨が終わり、本格的な秋が始まろうとしています。
この時期は、大気の状態が安定して、先日のスーパームーンが見られたように、月も綺麗に輝いて見えるので、澄んだ夜空を見上げてみたいですね。

さてさて、本題に戻ります。
『水分摂取の重要性』に関するシリーズ最終回の5回目は、一日に摂取したい量と、その理由を紹介します。

体内に取り込む水分には、食物に含まれている水分(600ml)と、摂取した食物の脂肪や糖質などの栄養素が、体内で代謝する事で発生する水分 (代謝水・燃焼水 200ml)があります。
これに対して、体内から出て行く水分もあります。
皮膚や呼吸から蒸発して知らない間に失われる水分(1000ml)、尿や便として排泄される水分(1300ml)があります。
肺や気道は常に湿っていて、冬の寒い時期に息を吐くと白くなるように、常に水分を出していて、この呼吸によって400mlも失われ、また皮膚の表面を潤している水分が600ml蒸発しています。
これらを計算すると1500ml不足する事になります。

『1日に1500ml摂りなさい』と言っても、一度に摂っても意味がありません。
1日の中で6時間寝ているとして、残りの18時間で1500ml摂取すると、1時間に83ml摂取する必要があります。
83mlって・・・ゴクゴクとおよそ2口くらいの量です。
しかし、これは最低ライン。
スライドにあるように発汗量は含まれていないので、夏場や運動時では、ミネラルも含めてより多くの水分摂取が必要になります。

最近、天気予報でも乾燥注意報が出るようになりました。
夏場に比べて汗をかかなくなってきたと言っても、水分をしっかり摂って、身体の中から保湿するように心掛けましょう。

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