2014年8月6日水曜日

平和とは?安心安全とは?

初めて『原爆の本』を買いました。
昭和20年(1945年)8月6日の午前8時15分。
快晴となった広島市において、アメリカ軍のB29爆撃機エノラ・ゲイにより原子爆弾が投下されました。
原爆によって死亡した人の数については、現在も正確には把握できていないようですが、放射線による急性障害が一応治まった、この年の12月末までに、約14万人が死亡したと推計されています。
今年も平和記念式典において、原爆死没者が5000人以上追加され、29万人を超えました。

平成23年(2011年)3月11日には、 東日本大震災によって引き起こされた福島第一原子力発電所事故国内外の報告書)で原子力発電所の『安全神話』が完全に崩壊し、この事故による間接的な原因でも多くの方が亡くなっていて、まだまだ問題は収束していません。
そのような中、日本政府は、エネルギー基本計画において『原子力を重要なベースロード電源』として閣議決定し『原発の再稼働を進める』とも説明しました。
また、成長戦略の柱の一つとして、トルコアラブ首長国連邦(UAE)などの国々と原子力協定を結び原発輸出まで進めようとしています。

ここで今一度、日本は世界で唯一の被爆国だという事実を考えてみたい。
広島市と長崎市で受けた原爆という経験を、未来へ向けて、どのように生かしていくべきなのか。
生活して行く上で電気が欠かせないのは分かる。
原発によって多くの電気を得られるのも分かる。
でも、原子力によって生まれる『核のゴミ(核廃棄物)』は、今の所・・・当分の間・・・もしかすると永久に処理する事が出来ないかもしれない。
核廃棄物が完全に無害化されるまでには、10万年は掛かると言われています。
人類が10万年前、どんな状態であったか分かりますか。
ホモ・サピエンスとしてアフリカで誕生して、ようやくアフリカ大陸から世界中に広がって行こうとしていた頃であり、言葉は話せていたけど、まだ衣服も着ていない裸だった頃です。
・・・『無い袖は振れない』のです。

それでも原子力に依存しますか?

0 件のコメント :

コメントを投稿

Facebookページ「いいね!」